吉野祐子建築事務所 | 徳島 住宅設計・リフォーム・リノベーション

2019/06/07 長くおつきあい

先日、庭のシマトネリコの木を散髪(剪定)しました。
我が家を建てるときに、病気に強くて育てるのが簡単ということで
植えてもらったものです。
育てるのには確かに手がかかりません。どんどん勝手に大きくなります。
が、どんどん大きくなるので結構頻繁に剪定しています。
それでも素人の私が刈っても刈ってもすぐに元気よく枝を伸ばします。

これが樹や花の世話をするのが苦手な方や忙しくて時間が取れない方なら
どうするかな、とふと思いました。いや、私も歳をとったときにどうする?と。
それは庭のことだけじゃなく、建物自体のメンテナンスも。

樹形が大きくなり過ぎない樹を選ぶ。建物を傷める湿気・結露を考慮する。
汚れの付きにくい、または落ち易い外壁材を選ぶ。
それでも時間が経つと建物は劣化するし、樹も人も歳をとります。
だから使う人がこつこつと世話が続けられる現実的な建物、しかも長く使おう
という愛着が持てる建物を提案することの大切さを思いました。
もちろん、プロに頼らなければならないメンテナンスも出てはくるのですが。

地上数メートルの脚立の上、刈込バサミを動かしながら以上の思いに耽っておりました。

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